水産高校が海洋立国推進功労者に 長年の資源調査で

第9回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)で8月25日、鹿児島県立鹿児島水産高校が、総理官邸大ホールで表彰された。4人3団体が受賞する中で、唯一の高校での快挙となった。

同校は昭和36年から、実習船薩摩青雲丸(国際航海に従事する第三種漁船)で、海洋観測とまぐろ延縄資源調査を行ってきた。その結果を国立研究開発法人水産総合研究センター国際水産資源研究所に報告。蓄積されたデータは、地球レベルでの気候変化やマグロなどの資源の状況調査に貢献している。

また平成27年度には、海洋科3年生の12人が、三級海技士(航海)の筆記試験に合格する全国初の快挙を成し遂げるなどの成果を上げている。

これらが、「地球環境に貢献する海象・資源調査及び海運業界後継者育成」への貢献として評価された。

同表彰は、文科、農水、経産、国交、環境の各省と、内閣官房総合海洋政策本部事務局の協力で実施されている。平成19年施行の海洋基本法に基づき、国民に海洋に関する理解を深めるのを目的としている。

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