ALでフォーラム 学習活動のうち2割に

あいさつする下村博文元文科相
あいさつする下村博文元文科相

アクティブ・ラーニング(AL)を実践している教育者と有識者らが参加した「第4回アクティブ・ラーニングフォーラム(全国教職員研修会)」が8月26日、東京都品川区の立正大学で開かれた。(一社)アクティブ・ラーニング協会と同学が共催。全国の小・中・高校の教員約300人が出席した。

下村博文元文科相もゲストとして登壇し、「新しい学習指導要領の大きなポイントが、このAL。子どもが意欲を持って自分も頑張ろうと思うような授業をそれぞれが工夫し努力して、日本の教育全体に大きく発信していけるよう応援したい」とあいさつした。

教育現場からは、茨城県立並木中等教育学校の中島博司校長と、静岡県立韮山高校の鈴木映司教諭が発表。

中島校長は自ら考案した「AL指数」などの理論を解説し、「ALか講義かという二項対立ではなく、ハイブリッド型の授業がいい。私が理想と考えるのはAL指数20、つまりAL化は授業の学習活動のうち2割」と説明した。

鈴木教諭は、キャリア教育とALの融合について話した。これまでALに取り組んできた結果、▽生徒間の学び心の向上▽特に成績下位層に有効▽教師間の学びを助長――の3つの成果があったと報告。続けて地理の授業での実践例を紹介したほか、講演の中でも授業支援アプリを活用した。

また有識者として、上越教育大学教職大学院の西川純教授、東京学芸大学の森本康彦准教授が登壇。

西川教授は「ALだから成績が上がる」として、「子どもが分からないと言っているときは、ほとんどが言葉のつまづき。用語はもちろんのこと、それ以外の言葉も分かっていない」と原因を説明。「子どもがみんなで勉強を分かろうとする文化を作るべき」と、学び合いの重要性を強調し、ALを学び合いに位置づけた。

森本准教授は「eポートフォリオ/学習記録データを活用したALと学習評価」について語った。

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