防災推進国民大会が初開催 体験等で避難行動定着図る

熊本地震の被害
熊本地震の被害

第1回防災推進国民大会が8月27、28の両日、東京大学本郷キャンパスで開かれた。毎年8月30日から9月5日までの防災週間を前に、国民の防災意識を向上させるため、過去の大規模災害を教訓に、さまざまな展示が用意された。

大会は、政府主導のハード・ソフト両面の防災対策に加え、国民の防災意識向上と避難行動の定着を重要と考え、内閣府が初めて開催した。大会を通じて、国民一人ひとりと地域レベルでの防災意識の向上を目指している。

日本赤十字社は、災害時の心得や備えを展示。外傷の手当てや搬送方法、心身の健康維持のためのケアを実演した。災害時の公衆衛生の担保を掲げる環境省は、生活環境を確保するために、廃棄物やトイレについて、事前の備えの大切さを説明した。

ほかにも、緊急地震速報アプリ制作会社や自治体、学会などが参加し、計40以上のプログラムを通じて、今後の防災について技術や方針を発表した。

子ども向けには、全国消防長会・東京消防庁の「地震ザブトン」による地震体験や、身近なものを使って自然災害を再現する全労済の「Dr.ナダレンジャーの防災科学実験ショー」、一般財団法人日本気象協会のARで豪雨・暴風を疑似体験学習できるアトラクション「HERASEON(ヘラセオン)」などが用意され、近年加速している防災教育を後押しする形となった。

参加者は、パネル展示やディスカッション、ワークショップや体験を通して、最先端の防災について学習。都合がつかない参加希望者に向けて、安田講堂で行われた内容をストリーミング配信する取り組みも行われた。

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