9月以降も熱中症対策 健康チェックシートを活用

奈良県生駒市教委は8月30日、熱中症予防のための教員研修を実施した。熱中症とその予防、9月から始まる保育園、幼稚園、小・中学校の運動会の練習での熱中症対策の徹底などについて、話があった。

この研修は、8月16日午前、同市立大瀬中学校で部活動中の男子生徒が熱中症で病院に搬送され、翌17日に亡くなった事案を受けて実施されたもの。

22日には、「当面の対応」として、次の取り組みを行うと市教委が発表した。

▽子どもたちの体調管理を一層進めるため、部活動に入る際には、健康チェックシートによる事前の体調確認を全中学校で実施▽市立保育園、幼稚園、小・中学校に持ち運びが可能な熱中症指標計を速やかに配置▽大瀬中学校には、スクールカウンセラーを派遣し、生徒の心のケアに当たっており、2学期以降も状況を注視し、継続して必要な派遣を行う▽すでに受講済みの教職員も含め、全教職員が普通救命講習を修了できるよう、計画的に受講を推進――。

健康チェックシートは、(独)日本スポーツ振興センターが作成した「練習前の健康自己チェック表」(生徒用)と「部活動チェック表(屋外・屋内用)」(指導者用)の2種類。

このうち生徒用は、「疲れていない」「今、頭痛はない」「今、胸痛、息苦しさはない」など9項目について、活動前に「〇」(Yes)か「×」(No)を付けて自己申告するもの。夏休み中には、保護者に押印してもらい、部活動前に顧問に提出してチェックを受けた。2学期からは、部活動前に自己チェックして顧問に提出する。

また小学校でのクラブ活動などでも、このチェック表に準じたもので点検していく。

市教委は「これら以外の取り組みについても継続して検討を行い、二度とこのようなことが起こらないよう、熱中症の予防対策を強化していく」としている。