学童保育 利用児童数が過去最多に

全国学童保育連絡協議会は、学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果をこのほど発表。今年5月1日現在の入所児童数は107万6571人で、前年より5万9142人増加した。実施単位、把握された待機児童数ともに過去最多となった。

調査は、今年5月1日時点の、全国すべての市区町村の状況について実施。

入所児童数は、すべての学年で増加していた。特に、児童福祉法改正で平成27年4月から学童保育の対象が、おおむね10歳未満から6年生までに引き上げられたのを受けて、学年別では4・5年生の増加が目立った。

学童保育の待機児童数は前年より微増し、1万5839人だった。だが、実数はそれ以上とみられる。学童保育は運営主体や入所の申し込み方法がさまざまであり、自治体が実態を正確に把握していない可能性がある。

また学童保育がない自治体は123市区町村(小学校区の16.8%)で、潜在的な待機児童も存在する。

学童保育を実施する施設・支援の単位数は2万7638カ所で、前年より2097カ所増加した。市町村の公営が減少し、地域運営委員会(行政からの委託や補助を受けた学童保育運営組織)や保護者等が設立したNPO法人による運営が増加傾向にある。

政府は26年度策定の「放課後子ども総合プラン」では、31年度末までに約30万人分の学童保育を新たに整備する計画。120万人分の提供を目標に、学童保育の量的拡大・質的拡充を目指す。

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