自民が給付型奨学金で委員会立ち上げ 10月に提言

文科部会で「給付型奨学金の委員会を立ち上げる」と語る亀岡文科部会長
文科部会で「給付型奨学金の委員会を立ち上げる」と語る亀岡文科部会長

自民党文科部会(部会長・亀岡偉民衆院議員)は9月15日、給付型奨学金の在り方を検討する委員会の設置を決めた。具体的な制度設計に向けた議論を加速させるねらいがある。早ければ今月中にも初会合を開き、10月には提言をまとめる見通しだ。

委員長には、渡海紀三朗前教育再生実行本部長が就任。幹事長には馳浩前文科相が就く。委員会では、給付対象の世帯年収や財源などの制度設計について、党としての考えを取りまとめたい構えだ。

同党の教育再生実行本部は4月4日に、第6次提言をまとめている。このなかに「貧困の連鎖を断ち切るために、大学などへの進学を支援する」として、給付型奨学金の創設を盛り込んだ。

6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では、給付型奨学金に関しては「創設に向けて検討」とされ、平成30年度の導入を目指していた。

プランを受けて文科省はプロジェクトチームを立ち上げた。8月31日には、給付希望者に一定の成績基準を設けるとした案を公表。その一方で、条件を満せなかった場合でも、学力向上に努めたり、各種大会などで優れた成果を収めたりした生徒には、学校推薦を受けるなどの条件を付した上で、給付対象とするとした。

亀岡部会長は文科省が既に示している案について「参考にはする」としたが、党独自の案を検討する意向を示した。さらに提言をまとめる時期に関して「スピード感をもってやっていきたい。その意味で10月までにはまとめたい」と考えを述べた。

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