児相への虐待通告が過去最多 面前DVの増加目立つ

全国の警察が今年上半期に、虐待の疑いがあるとして児相に通告した18歳未満の子供の数は2万4511人だった。前年の1万7224人から7287人、42.3%増加。平成23年から5年連続で増加し、過去最多となった。虐待の態様は心理的虐待が7割近くを占め、母親らが暴力を振るわれる姿を目の当たりにする面前DVの増加が目立った。

警察庁が9月15日に発表したところによると、態様別の通告状況は、▽心理的虐待が1万6669人で50.1%増▽身体的虐待が5025人で29.4%増▽怠慢・拒否(ネグレクト)が2688人で25.4%増▽性的虐待が129人で37.2%増――だった。

心理的虐待のうち、面前DVは1万1627人で、前年の7273人から4354人、59.9%の大幅増となった。

警察に保護された子供は4年連続で増え続け、最多の1551人に達した。

一方、虐待で検挙した件数は512件、36.2%増で、検挙人員の528人、36.4%増、被害児童数の523人、35.5%増とともに過去最多。被害に遭った児童のうち、死亡は19人、35.7%増だった。

同庁の担当者は、通告件数増加の要因について「国民意識の高まりなどにより、児童虐待に関する通報が積極的になされるようになった。加えて、警察としても、児童虐待の早期発見に向けた取り組みを強化している。要因としては、これらが考えられる」とコメントしいる。

また児童ポルノ事犯の送致件数も発表している。上半期は1023件となり、昨年の831件から192件、23.1%増加していた。

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