媒体はデジタルよりも紙 中高生の読書活動を調査

中高生の読書活動の調査結果を発表する腰越准教授
中高生の読書活動の調査結果を発表する腰越准教授

中高生の読書活動についての調査結果を、東京学芸大学の腰越滋准教授が、日本教育社会学会第68回大会(9月17、18日開催)で発表した。

「デジタル・ネイティブ世代の子どもの読書」と題する発表で、中高生のどちらも、デジタルよりも紙を利用して読書活動を行っている実態が明らかになった。

「どんな媒体からの読書か」との問い(多重回答)に、「紙(冊子)」と回答した中学生が2280人・高校生1427人で最も多く、「携帯電話」が中学生403人・高校生252人、「PCやタブレット」が中学生195人・高校生76人、「電子書籍リーダー」が中学生41人・高校生30人と続いた。

これを詳細化するために「最も利用する読書媒体」を尋ねた。この設問では、「紙(冊子)」と答えた中学生が2192人(総和の47.4%)、高校生が1387人(同30.0%)で、どちらとも最多。次いで「携帯」が中学生192人(同4.2%)、高校生158人(同3.4%)、「PCやタブレット」が中学生59人(同1.3%)、高校生25人(同0.5%)、「電子書籍リーダー」が中学生9人(同0.2%)、高校生4人(同0.1%)――との結果。

紙媒体の売れ行きが不振といわれているが、同調査での中高生の現状を見ると、デジタル機器が紙媒体に取って代わったとはいえないようだ。

調査対象は、全国から有意抽出された中学校8校、高校10校、中等教育学校1校の計19校。中学生3083人、高校生2401人、合計5484人から回答を得た。調査時期は昨年11月から12月まで。

実施要領を各調査対象校に送付。Web調査と郵送によって実施した。

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