ネットでトラブル7.1% うち43.8%が「がまんした」

東京都教委は9月21日に、「平成27年度児童・生徒のインターネット利用状況調査報告書」を公開した。それによると、100人に7人の児童生徒がインターネットでトラブルを経験していた。7人のうち3人が、それらの経験から受けた嫌な思いを「がまんした」と回答した。

調査は、今年2月5日から29日にかけて、都内公立小・中・高・特別支援学校の児童生徒2万2792人、保護者1万9535人、155校の教職員を対象に実施。昨年4月1日から12月31日までの期間におけるインターネット利用のトラブルを経験した児童生徒の被害や保護者の認識、学校の対応等の現状を明らかにするのがねらい。

その結果、ネットでトラブルに巻き込まれた児童生徒の割合は7.1%だった。一方、子供から相談を受けた保護者は2.4%で、トラブルを経験していても保護者の認知に至らない場合があるとみられる。

トラブルの内容については、「メールやSNSに書き込んだ文章が原因で友達とけんかになった」28.5%、「悪口や個人情報を書かれた」24.6%のほか、「その他」が34.0%だった。

その他の内容としては「ゲーム内でのトラブル(キャラクターやアイテムをとられた、チャットで誹謗中傷された)」が最も多かった。詐欺や架空請求の被害も報告された。トラブルが多様化する傾向にあった。

トラブルへの対応については、43.8%の児童生徒が「がまんした」と回答。「家族に相談した」は26.9%、「学校・先生に相談した」はわずかに7.4%だった。

親子で回答の開きが大きかったのは、毎日のインターネット利用を何時に終了しているかについての設問。児童生徒が「午前1時以降」と回答したのが5.4%だったのに対して、保護者は、その時間までに自分の子は終了しているとの答えは0.7%に過ぎなかった。7.7倍もの開きがあった。保護者は、わが子の深夜に及ぶインターネット利用を認識している率は、極めて低かった。

これらの調査結果を受けて都教委は、有害情報から子供を守るための情報教育等の推進を図るとしている。

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