外遊びで親子や地域の交流を 家庭教育で講座

園での遊びのアイデアを出し合う参加者たち
園での遊びのアイデアを出し合う参加者たち

公園での外遊びが、親子や地域の人との交流の場に――。東京都板橋区立下赤塚公園で9月26日、家庭教育講座が行われた。主催は成増社会教育会館。未就学児の保護者が参加し、公園を活用した子供たちの遊びについて、いろいろなアイデアを出した。

保護者らは最初に20分間、公園の中を見て回り、どんな遊びができるのか思いをめぐらせた。初対面でも、楽しそうに談笑する姿が見られた。

その後、公園の一角に集合。自身が考えた遊びのアイデアを出し合った。

具体的には、▽ダンボールでソリごっこ▽遊具を使った「いないいないばあ」▽どんぐり探し競争▽しゃぼん玉遊び▽植物でままごと――など、40種類ほど。公園や家庭にある身近なものを使って遊べる内容を考えた。

3歳児を育てている小杉有希江さんは「息子は公園が好きだから、外遊びについて何か分かったら」との思いで参加。今は児童館で遊ぶ機会が多いが、これからは積極的に公園で遊ばせていきたいと話す。

参加者の学びを支援しているいたばし総合ボランティアセンターの高橋由紀コーディネーターは「親世代に外遊びに親しんでいる人が減ってきている」と指摘。「子供たちに、全身を使って自然の中で遊んでほしい。親子で遊ぶ体験の大切さを伝えていきたい」と述べた。

「天気が良い日は外で遊んでもらいたい」と語るのは、成増社会教育会館の杉浦典和さん。

同区には、児童館が26館設置されている。子供向けの施設は充実しているが、外遊びには消極的な親子が多いという。杉浦さんは「親子だけではなく、地域の人との交流の場にもなれば」と語る。

講座後、参加者の山本香織さんは、娘をモデルにした手作りの紙芝居を、公園に遊びに来ていた親子に読み聞かせた。手作りの紙芝居について「上手じゃないところに味がある。母親が作る良さがある」と語った。「お母さんが楽しいと子供も楽しい」との言葉も聞かれた。

紙芝居が終わると、親子から拍手がわき起こった。公園が親子や地域の交流の場になる姿がうかがえた。

同講座で採用されたアイデアは、10月1日に開催予定の「とうきょうプレイデー」で実際に行われる。「都民の日」のこの日に、「〈遊ぶ〉を祝おう」を合い言葉に、子供たちが豊かに遊べる環境作りの大切さを啓発する。家庭教育講座が行われた下赤塚公園は、そのサテライト会場。同講座参加者や東京家政大学の学生などが主導し、親子で外遊びを楽しむ。

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