情報モラル教育の効果的指導法探る 保護者にも啓発を

パネルディスカッションで情報モラルの効果的な授業を探った
パネルディスカッションで情報モラルの効果的な授業を探った

(一社)日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)が主催した「情報モラルセミナー」(9月22日開催、本紙電子版で23日既報)では、情報モラル教育の効果的な授業方法についてのパネルディスカッションが開かれた。西田光昭千葉県柏市立第二小学校長らがパネリストとなり、校長、教委、教員の各立場から意見が述べられた。

パネリストは西田校長のほか、前川健治愛知県春日井市教委指導主事、月田清乃札幌市立幌西小学校教諭、遠藤裕美子東京都新宿区立西戸山小学校教諭。高橋純東京学芸大学准教授がコーディネーターを務めた。

西田校長は「情報社会とどう付き合っていくかを教えなければいけない。一番重要なのは正しい知識。それにはまず、義務教育では、普遍的な知識を教えなければならない。知識なしでは、考えていけない」と強調。その上で、義務教育では▽著作権や個人情報を知識としてきちんと指導する▽送ったり、作ったりするなど、情報を扱う体験を学習の中に位置付け、情報活用能力を育成する▽保護者への啓発――に取り組むべきだとした。

前川指導主事は、市教委の取り組みを例に、教委の役割を、▽実質調査▽教材の導入・配布▽教職員向け研修の実施▽情報提供――と説明。

「情報モラル教育は1校だけの問題ではない。市全体での取り組みが必要。情報モラル指導をよりよく実施するには、よい教材の導入と、学校に広める仕組み、そして保護者や家庭を引き込む仕掛けが必要」と語った。

また月田教諭と遠藤教諭は、授業実践をそれぞれに話した。2人とも最初は「児童の実態がよくつかめず、具体的な指導のイメージが持てなかった」と不安を感じたという。だが現在は、教材を活用しながら、▽さまざまな時間に繰り返し指導する▽具体的な事例を提示して考えさせる▽指導内容に偏りがでないようにする――などを大切にして、指導に当たっていると話した。

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