神奈川県海老名市教委が部活動で調査 来年度に指針

神奈川県海老名市教委は、市内の全中学校を対象に部活動の実態調査に乗り出す。この結果を参考に、学校関係者やPTA、スポーツ関係者などが参加する協議会を設置し、来年度には部活動の在り方に関する指針を示す方針だ。

調査は、この10月に行う。対象は、市内にある中学校6校の全教員と、各学年1クラスの生徒を抽出。質問事項は、生徒に対しては、▽1週間の部活動時間▽休日の日数▽負担感▽楽しく部活動ができているか――など。教員に対しては、▽教員側の負担感▽部活動による制約時間▽競技経験がない中での指導▽保護者を含めた人間関係▽外部指導員の活用といった項目を設ける見込み。

結果を踏まえて同教委は、年度内に検討協議会を設置する。

市教委の担当者は「行き過ぎた指導があるのかどうか実態を把握するために調査を行う。現段階では、市の校長会と協議しながら質問内容を固めている最中だ」と語る。

部活動をめぐっては、練習のやり過ぎで、授業に支障がでたり、けがを負ったりと問題視されている。また教員の負担増も指摘されている。土日の試合などにより、授業の準備ができないなど本来の業務ができない状況がある。同市では、部活動での外部指導員が49人登録しているが、規定で練習試合などの引率ができない。

こうした実態のなか、文科省も教員や生徒の負担軽減のために、部活動の休日設定を盛り込んだガイドラインを平成29年末に策定する見通しだ。

OECDが2014年に公表した調査結果によると、日本の中学校教員の平均勤務時間は1週間当たり53.9時間(調査に参加した34カ国・地域の平均は38.3時間)、部活動など課外活動の指導時間は7.7時間(同2.1時間)といずれも最長であった。

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