通信制高校の指針案取りまとまる 今月中に通知へ

冒頭で挨拶する義家文科副大臣
冒頭で挨拶する義家文科副大臣

広域通信制高校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議の第4回会合が9月27日、文科省で開催された。

「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」の案が取りまとめられた。座長を務める荒瀬克己大谷大学教授と事務局とで文言等の修正を行い、今月中に通信制の課程を置く高等学校や所轄庁に通知する。同会議は今後、実地点検調査に応じて適宜開催される予定。

会議に出席した義家弘介文科副大臣は冒頭で、ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)の修学支援金問題にふれ「第二のウィッツを生み出さないためにも、広域通信制高校の質の確保・改善が我々の喫緊の課題である」と述べた。

同ガイドラインは、①学校の管理運営に関する事項②教育課程等に関する事項③施設及び設備に関する事項――で構成。

▽校長の監督・管理責任の下での添削指導等の実施▽第三者評価の実施▽指導計画の作成▽1単位50分として計算された単位数に見合う面接指導の単位時間数の確保――などが求められた。

素案に比べ、サポート施設や添削指導等についての説明などを詳細に記述。誤解が生じないように配慮した。

またホームルーム活動をはじめとする特別活動については、「卒業までに30単位時間以上指導すること」とされた。

事務局からは「広域通信制高等学校に対する点検調査の実施に向けた考え方」の提示も。

平成30年度末までを「広域通信制高等学校の質の確保・向上に向けた集中点検期間」と位置付け、原則的として実施校すべてに実地点検調査を行っていくという。文科省が全面的に協力し、所轄庁と調整し実施。全国高等学校通信制教育研究会関係者や専門家など、できる限り外部有識者の参画を得ての実施を目指す。株式会社立学校への調査については、内閣府との連携も検討する意向を示した。事前の書面調査や、実地調査、ヒアリング調査等で実施する。

同会議では他にも、前回速報値で公表された「広域通信制高校に関する実態調査結果について(概要)」の確定値も発表された。

荒瀬座長は「まとまって終わりではなく、これからスピードを上げて進めていきたい」と述べた。

同会議の最後に、義家文科副大臣は「面接指導のときに、生徒とどう向き合うかが極めて重要」とし、「引き続き、ご指導をよろしくお願い致します」と声をかけた。

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