独自の防災教育など評価 岐阜県立東濃特別支援学校

土岐市役所総務防災課から講師を派遣してもらい、自力通学生を対象にDIG(災害図上訓練)を行った
土岐市役所総務防災課から講師を派遣してもらい、自力通学生を対象にDIG(災害図上訓練)を行った

9月27日に発表された「平成28年度学校保健及び学校安全表彰」の被表彰校の中で、「学校安全」の部で唯一の特別支援学校である岐阜県土岐市の県立東濃特別支援学校(原武志校長、児童生徒203人)は、地域と連携しての防災授業や、同校オリジナルの防災教育プログラムなどが評価された。

小学部1年生から高等部3年生までが在籍する同校は、市街地から離れた山上にあるため、自然が豊かで学習には恵まれた環境だが、災害時には孤立する可能性がある。そこで教育目標に「生命の尊さを感じ、児童生徒が自ら命を守り、安全に日常生活を送ることができる能力を養う」と掲げ、独自の防災教育に取り組んでいる。

まず岐阜大学の協力を得て、オリジナルの防災教育プログラムを制作。そのプログラムを使って昨年度は、高等部は単元学習として年間で計20時間の防災・減災学習を行った。生徒らはごみ袋を使ったカッパ作りや、ツナ缶を利用したランプ作り、発電機の使用体験など、防災グッズの使用方法や安全確保の方法を学んだ。

また地域と連携した防災教育にも積極的に取り組む。児童生徒と保護者、地域、防災会が参加する土曜教室を開き、交流することで、災害時に孤立しないような関係を作った。3年前からは、実際の災害現場を体感できるよう、宮城県石巻市で、東日本大震災に関連したボランティア活動も行っている。

同校では「今後も『子どもの命を守り切る』のを第一に考え、地域社会との連携を強めながら、実際の災害場面で役に立つ実践に取り組んでいきたい」と話している。

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