立場を理解し受け止める 思春期の子供への接し方

思春期の子供について話す飯塚思春期専門カウンセラー
思春期の子供について話す飯塚思春期専門カウンセラー

発達障害の会ajuga主催、東京都杉並区教委共催の家庭教育講座「思春期の心を理解しよう~心のメカニズムと心の利き手のお話」が9月29日、同区の高井戸地域区民センターで開催された。思春期の子供がいる父親や母親などが参加した。登壇した思春期教育研究所アジュガ代表の飯塚ひろみ思春期専門カウンセラーは、思春期の子供の心の状態や子供への接し方について話した。

思春期は、自我の芽生え・自分探しの時期。この時期の接し方次第では、子供が今後社会に出るときに「親子共依存」の状態になってしまう可能性があるという。

同カウンセラーは参加者に、「兄」「妹」や「クラス係」など、自身の子供が置かれているさまざまな立場を書くよう促した。立場はいくつも挙げられた。「子供はたくさんある自分の立場を考えながら過ごしている。それぞれの立場で一生懸命やっている子供たちを理解し、受け止めるのが大事。話を聞いてもらえると、子供にやる気が出てきて挑戦するようになる」と述べた。

また親子をそれぞれ外向的か内向的に分け、親子の相性について語った。子供と合わないと感じた際は、「自分の性格も受け止めた上で、子供と向き合う必要がある。親自身の性格も大切にしてほしい」と語りかけた。

参加者は他にも、①今起こっている課題②プラス受信(プラスに考えられる内容)③自分の課題④改善する手段――を考え、自身の置かれている現状を理解した。

同カウンセラーは、自身の経験からいろいろな例を挙げ、丁寧に説明。ワークシート記入時には、参加者のそばに行って言葉をかける姿が見られた。

記者からの問いかけでは、思春期の育児の大変さを支える講座が少ない現状を指摘。「親がわが子の思春期を『待ってました』と受け止められるように、何かみなさんの支えになれたら」と話した。

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