安西氏が高大接続について講演 民教連の勉強会で

「教育の積み重ねが今の改革につながっている」と話す安西氏
「教育の積み重ねが今の改革につながっている」と話す安西氏

文科省の高大接続システム改革会議の座長を務めた安西祐一朗日本学術振興会理事長が9月30日、民間教育研究所連盟(民教連)の勉強会で「高大接続改革の課題と展望」をテーマに講演した。

安西氏は、高大接続改革を断行すべき理由について、「世界が激変していくなか、今の中学生が45歳になったときの世界にどう対応できる人間になるかを考えるべきだ」と強調した。

さらに「高大接続改革は平成11年の答申から言われている」として、26年の答申まで何も動いていなかったと指摘。

安西氏は入試改革の大きな課題に記述式を挙げた。国語と数学に導入する記述式は「受験生の基本的な書く力をみるもので、これまでの大学の個別入試とは違う」と話す。

さらに日本の入試には「公平性に問題がある」として、「1点刻みの入試は外国からみるとフェアでない」と話す。

英国の入試を引き合いに、「英国では、受験者の調査票や活動報告などあらゆる面から評価する。それが公平だと思う」と語り、日本も多面的な評価が必要だと訴えた。

日本の現状に関して「国立大学協会ではAO入試の割合を30%にしようとしている。東大も京大も10%ではあるがその動きになっている」と評価した。

最後に「世界の教育や入試の在り方も変わってくる。みんなで一緒に、これからの教育をつくり上げていくべきだ」と締めくくった。
(同氏による講演の詳細を後日掲載)

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