新教育長制度下でも教委の独立性担保 新委員を設置

「代表教育委員」を設置した長野県阿智村
「代表教育委員」を設置した長野県阿智村

長野県の阿智村教委は10月1日付で、独自の「代表教育委員」を新たに設置した。教育行政執行上の責任所在を明確にするなどをねらい、自治体の首長と教委による総合教育会議の開催、新教育長制度への移行に際して、教育行政の独自性が問題視された。同教委は、移行後も教育行政の独立性をしっかりと担保するのを目的としている。

同村は同日に新教育長制度に移行したが、村長の任命する新教育長に権限が集中しないよう、代表教育委員と副代表教育委員を1人ずつ置いた。代表教育委員は教委の議事進行や取りまとめなどを行う。

新教育長には前県立阿智高校長の黒柳紀春氏が就任し、代表教育委員には、9月30日まで同村教育委員長を務めた塚田紀昭氏が互選された。

塚田代表教育委員は「新教育長制度は首長や行政の影響が強くなり、民主的な教育行政の仕組みとしては望ましいものではない。イデオロギーや、いま何か問題があるという理由ではなく、教育委員会が村民の代表として一定の独立した性質を保つのが目的」と話す。

また黒柳教育長は「運用しつつ様子を見たい」と話している。

阿智村は下伊那郡の西南に位置する。9月1日現在で、人口6524人(2351世帯)。村内には村立の5小学校と1中学校があり、児童生徒数は計574人。県立阿智高校もある。

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