市町村の特色ある教育を支援 取り組む教員を募る

長野県教委が、人事異動に関連して、ユニークな教諭公募を行っている。「市町村の特色ある教育を支援する教員配置事業」がそれ。地域に根ざした特色ある教育を実践するために、市町村から出てきた多様な提案に取り組む人材を募集していく。

公募するのは、県内公立小・中学校、特別支援学校の教諭。自らの専門性や経験を生かし、市町村からの提案に、情熱をもって取り組む意欲がある人。現在、現任校での勤務が3年以上、教職5年以上の教員が名のりを上げている。

地域に根ざした特色ある教育としては、20市町村の小・中学校と特別支援学校教員から指導提案があった。ICT教育やアクティブ・ラーニングなど、新たな時代を見据えた28テーマが挙がってきた。

佐久市では、小学校理科教員が提案。理科の問題解決学習の充実を推進する。問いや探究を活性化する授業づくりを通して、他教科の実践改善にもつなげる。普段の理科授業を校内や市内の小・中学校教員に公開したり、授業、教材研究の相談に乗ったりする。

東筑摩郡の生坂村では、小・中学校教員が、ICT活用による小規模校のメリットを生かした特色ある教育を探る。具体的には、タブレット端末を生かした授業や遠隔地の学校との交流を促進。デジタル教科書の活用などによる実践と教員の指導力向上をサポートする。

下高井郡木島平村は、子供たちが自己と向き合い、学びを追究する授業を小・中学校教員が検討する。そのために、協働的な学びを基盤にした授業の実現を掲げる。教員同士で互恵的で質の高い授業づくりに向けた研修を深める。

須坂市は、ICTと協働的なアクティブ・ラーニングを軸に、姿が見えつつある次期学習指導要領を先取りした「21世紀型能力」を育む実践を目指す。電子黒板やタブレット端末を生かした校内授業研究に力を入れる。

県教委は、市町村からの提案と応募した教員の状況を検討し、人事異動を行うとしている。

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