英語で高校生向け分子科学講演会 日本初開催

第一線の科学者に質問しようと高校生が次々に並んだ
第一線の科学者に質問しようと高校生が次々に並んだ

高校生を対象に、分子科学に関する最新の知見について講演する「モレキュラー フロンティアーズ シンポジウム2016」(非営利団体MFF主催)が10月9、10の両日、東京理科大学神楽坂キャンパスで行われた。同シンポジウムの国内開催は初。科学に強い関心を持った全国からの高校生およそ150人が参加し、ノーベル賞受賞者をはじめ、世界トップクラスの科学者から、パネルディスカッションなどを通じて最先端研究の成果を学んだ。

講演は、全演題を通じて英語で行われた。今年のテーマ「分子と健康的な生活」について、日本からはノーベル賞受賞者の天野浩名古屋大学教授(2014年物理学賞)が「世界を照らすLED」、鈴木章北海道大学名誉教授(2010年化学賞)が「人類に役立つ科学の例―有機ホウ素カップリング反応」、野依良治名古屋大学特別教授(2001年化学賞)が「私はどこから来たのか? あなたはどこへ行くのか?」と題して話した。

高校生らは、国内外の第一線の科学者と間近で交流できる貴重な機会を逃すまいと、行列を作って次々に質問した。

「将来を考える良いきっかけになった」「他県の同世代の高校生と交流でき、刺激になった」などとの声が高校生らから聞かれた。

主催した非営利団体MFFは、分子科学の認知向上を目的とした組織で、スウェーデン王立科学アカデミーによる運営のもと、次世代を担う若者を対象に、科学を体験する機会の提供を行っている。

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