N高校が半年の成果振り返る 通学コースなど来春開始

生徒の高い満足度を報告した
生徒の高い満足度を報告した

インターネットを生かした独自の双方向学習を提供する学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」が10月13日、都内で会見を開き、今春の開校からこれまでの学びを振り返った。各種学習への満足度は生徒が82.8%、保護者が71.2%だったという。来年4月からは「通学コース」をスタート。ベルリッツ・ジャパン株式会社と株式会社ベネッセコーポレーションが提携した国際留学コース、大学医学部進学への専門講座の開設も予定していると報告した。

会見には、同校の川上量生、志倉千代丸、大井川和彦の各理事が登壇。同校の約半年間の学習経過や生徒の反応などを説明した。

インターネットによる双方向型学習と、きめ細やかなサポート体制によって、8月までの生徒のレポート提出率は92.6%に達した。

特に効果が高いと指摘したのは、大学受験に向けた各種講座。「N予備校」では、PCやスマホを介して有名予備校講師が分かりやすく楽しい授業を提供する。講師とその場で質疑応答したり、添削を受けたりもできる。現在までに同校生徒の272人が受講、83.8%の満足度を得ている。

同校と大手予備校が提携して開講した「代ゼミNスクール」では、ネット映像学習と講師との対面、個別授業を展開。勉強に集中できる環境を創出し、上質な授業と手厚い学習サポートを行う。その結果、英語と数学の偏差値が5月段階で51だった生徒が、7月に67と大幅にアップした成果などを挙げた。

多様な職業を学ぶ専門学習では、第一線で活躍するプログラマーや声優、イラストレーターなどからネットで双方向の指導が受けられる。生徒からは、いつも見ているWebサイトの仕組みを知ったり、制作できるようになったりするなど、実践的に学べる意義や良さの声が聞かれたとする。

生徒が日本各地に赴き、多様な仕事を体験する学習も。生徒は、刀鍛冶やイカ釣り漁、僧侶などを経験し、仲間との共通体験や仕事への意識が高まったと意義を示す。100%の参加者満足度が得られた。

ネットの遠足も実現。生徒がゲームの「ドラゴンクエストX 」の世界に入り、鬼ごっこやキノコ狩りなどを楽しんで親交を深めた。仲間と作戦を立てる楽しさや、フィールドを駆け回るわくわく感が得られたと述べ、92%という高い満足度があったと振り返る。

来春からは、新たに3つの学習コースや講座がスタートする。

「通学コース」は、東京都と大阪府にキャンパスを設置。ネット学習に加え、学校に通って学ぶスタイルを提供。方向が明確に定まっていない生徒に将来につながる幅広い学びを行う。生徒40~50人に対して3人の担任と助手教員を配置。きめ細かな指導や相談体制の中で、習熟度に応じたアクティブ・ラーニングを進めていく。

代ゼミNスクール内には大学医学部を目指す「医薬専用プラン」を設ける。同校と2社が連携した「国際留学コース」では、ベルリッツの語学メソッドを生かした国内レッスンとオーストラリア留学を実施。9カ月という短期で即戦力英語習得を行う。

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