ALで身に付く力を念頭に実践 手段でなく目的が大事

アクティブ・ラーニングやICTについて講演を行う松原所長
アクティブ・ラーニングやICTについて講演を行う松原所長

株式会社NTTドコモとNTTラーニングシステムズ株式会社が主催する「教育の情報化による学校の魅力創造セミナー~学校経営とアクティブ・ラーニング」が10月13日、都内で開催された。アクティブ・ラーニング(AL)の概要や次期学習指導要領に向けたこれまでの審議まとめなどについての講演のほか、ICT導入の取り組み事例の映像提示や入試予想問題体験も実施。私立中・高校の経営者や管理職、情報担当教諭など約60人が参加した。

松原和之コアネット教育総合研究所所長は「アクティブ・ラーニングやICTは生徒募集につながるのか」をテーマに登壇。参加者同士で話し合う場を作るなどの工夫を行い、さまざまな視点から自身の考えを述べた。ALやICT活用については、▽活用によってどんな力が身に付くか、どんな人に育てるのかを考える▽個人で動くのではなく、学校としてのカリキュラム・マネジメントを実施する――のが大切とし、「手段が大事ではなく、目的が大事」と述べた。

他にも、ICTを活用している学校の取り組みも示した。

一方、坪田知広文科省初中局児童生徒課長は「学校における危機管理の在り方について」と題し、「学校いじめ防止基本方針」や「いじめ防止対策組織」、いじめへの基本的対応など、いじめ問題を取り巻く動向について説明。「いじめや自殺などは社会の関心が高く、その対応を誤れば、学校そのものの運営の危機を招く」と述べた。いじめの報告件数が少ないとの指摘も。

いじめが起きにくいクラスの特徴として、▽担任がいじめ防止対策推進法を読んでいる▽善悪の基準がしっかり示されている▽担任がクラスの人間関係を把握している▽定期的・日常的に個人面談を実施している――などを提示。自殺予防のためには、「何よりも、子供たちがまわりに助けを求められるようにしていくのが大切」とした。

同セミナーの参加理由について、私立中・高校の教頭は「ALやICTについて、みなさんの考えを知りたかったから」と語った。

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