「笑育」関東で初実施 子供の笑顔あふれる授業に

子供たちが考えたコンビ名を聞き回るなすなかにしの那須晃行さん(奥)と中西茂樹さん(手前)
子供たちが考えたコンビ名を聞き回るなすなかにしの那須晃行さん(奥)と中西茂樹さん(手前)

松竹芸能株式会社による「笑育」(わらいく)が10月21日、横浜市立綱島小学校(能城順一校長、児童数667人)で開催された。4年生105人が体育館に集合。漫才の「笑い」を創る仕組みを学び、コミュニケーション力や想像力を身に付けた。関東の小学校では初の実施となる。

登壇したのは、同社所属の芸人「なすなかにし」の那須晃行さんと中西茂樹さん。子供たちの前に登場した2人は、漫才の仕組みを楽しく子供たちに話しかけ、距離を縮めた。子供たちとやりとりしながら、なじみのある「あっちむいてほい」や「しりとり」などを盛り込んだ漫才を披露すると、子供たちは手を叩いて大爆笑。子供たちの心を一気に引き付けた。

那須さんは「頑張っておもしろいことを言わなくていい。自由な発想で」と声をかけた。

子供たちが最初に取り組んだのは、コンビ名づくり。▽たかたかすぎ▽ビックサーバー▽ルパンクラフト――など、自分たちの名前や好きなものから名付けた。

コンビ名が決まったら漫才づくりへ。「○○で何が好き?(ツッコミ)」などから始まる「好きなもの漫才」のパターンや例が書かれたプリントを基に、考えた内容をワークシートに記入して漫才づくりに取り組んだ。子供たちは、自分たちの好きなものから漫才を作った。

なすなかにしの2人は、子供たちのそばに行って質問に答えたりアドバイスをしたりと、楽しく丁寧に接していた。

漫才の発表のときには、手をまっすぐ挙げて「やりたい」と叫ぶ子供の姿が見られた。漫才披露の順番待ちの列には、漫才をしたくてたまらない子供たちの行列が。14組29人が元気良く漫才を披露した。

授業を受けた女子児童(10)は、「楽しかった。漫才を考えるのは難しくなかった」と話した。

男子(10)からは「発想するのが楽しかった」との言葉も。

子供たちの中には、前に出てモノマネを披露する男子や、自分から2人にアドバイスを求める子も。会場は終始賑やかで、子供たちが積極的に取り組む様子がうかがえた。

「笑育」は、同社が平成24年から行っている、誰もが親しんでいる「お笑い」を通じて、楽しみながらさまざまな能力を身に付けていく取り組み。

これまでに、大阪府や福島県の小・中・高校、東京理科大学で行われてきた。この日は、同社が横浜市教委に提案し、開催が決まった。今後も、同市内の学校で実施する予定という。

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