「授業のロスなくなる」 デジタル教科書で模擬授業

実際の指導場面に沿って解説された
実際の指導場面に沿って解説された

慶應義塾大学でこのほど開かれた「ことばと学びを開く会」(会長・髙木まさき横浜国立大学教授)の第10回研究大会では、デジタル教科書を使ってのワークショップなどが開かれた。

「さわって体感! 対話があふれるデジタル教科書最前線」のタイトルで開かれたワークショップの講師は、中川一史放送大学教授と渡辺光輝お茶の水女子大学附属中学校教諭。国語科教員らが受講した。

中川教授は学習者用デジタル教科書を使うメリットを、「個別学習で使うだけでなく、ペアやグループで資料を拡大したり、書き込みながら議論したり、リーフレットなどの成果物を制作したりする学習活動などにも役に立つ」と説明。先行実践例を示し、「これまでの机間指導では、①子供の様子を観察する②教師が意味をくみ取る③指導が必要か判断して必要なら指導する――というステップで、①と②の時間的なロスが多かったが、デジタル教科書は一覧でリアルタイムで見られるため、児童生徒の考えを教師がより見られるようになる」と説明した。

続いて、渡辺教諭がデジタル教科書を使った模擬授業を行った。「デジタル教科書の中のコンテンツを自分の視点で再構成し、新聞を作る」内容。全文表示や色分け、スタンプ機能などを活用。参加した教員らは学習者用のデジタル教科書を使って、読む学習に、聞く、書くなどを関連させた総合的な学習を生徒として体験した。

同大会では他にも、アクティブ・ラーニングを取り入れた国語の授業など、計9の講座・ワークショップが行われた。

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