学生の異文化交流求める グローバル化時代の教育で

渡辺大学学事顧問が基調講演を行った
渡辺大学学事顧問が基調講演を行った

(公社)日本弘道会が主催する「弘道シンポジウム2016」が10月25日、都内で開催された。開会の挨拶で同会の鈴木勲会長は「みなさまとともに、グローバル化時代における日本人の在り方について考えを深め、これからの人生に役立つことができたら」と話した。

文科省からは有松育子生涯学習政策局長が出席し、松野博一文科相の祝辞を代読。松野文科相は「日本や日本人である自分自身について、考えを深める契機となることを願っています」との祝辞を述べた。

シンポジウムのテーマは「グローバル化時代にどう向き合うか」。同会員など100人が参加した。渡辺利夫拓殖大学学事顧問・前総長が基調講演を行った。

同顧問が現在の教育機関にとっての急務としたのは、外国語を操るコミュニケーション力を持つグローバリストの養成。グローバリストに必要なものとして、日本を大切にしている良き日本人であること、異文化への強い関心や深い理解、敬愛の念などを挙げた。

教育では、現場での体験を多く積むのが重要との話も。留学生教育の充実のほか、大学教育における学生の異文化交流を求めた。「異文化交流を通して、自分たちが貢献できたことを学生自身が実感できるのが大切」と述べた。

基調講演後は、平川祐弘東京大学名誉教授、田村哲夫学校法人渋谷教育学園理事長、髙坂節三(公財)日本漢字能力検定協会代表理事会長によるシンポジウムも実施。土田健次郎早稲田大学教授がコーディネーターを務めた。

パネリストの3人からは「国際社会で太刀打ちするためには、全ての教科を英語で教える特別学級が必要」との意見や、道徳教育について「多様性を認め、寛容な考えを持つのが大切」「礼に重きを置く必要がある」などの意見が出た。

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