小池東京都知事が初の総合教育会議 大綱骨子案示す

「教育は未来への投資だ」と強調する小池知事
「教育は未来への投資だ」と強調する小池知事

小池百合子氏が東京都知事に就任後初めての総合教育会議が10月27日に開かれた。教育大綱の改訂に向けた骨子案が示された。これには、グローバル人材の育成や教員の指導力向上などが盛り込まれた。さらに、小池知事が選挙時に公約に掲げた返済不要の給付型奨学金の創設が明記された。11月中にパブリックコメントを行い、年度内にはまとめたい考えだ。

骨子案では、「東京の将来像と子供たちの目指すべき姿」として、子供の貧困率が上昇するなか、「誰もが自ら望む教育を受けられ、可能性を伸ばせる社会の実現」や、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて「グローバル化の進展の中でたくましく生き抜く人間」などを掲げた。

これらを実現するために、現行の大綱よりも1つ多い8つの柱を示した。

このうち、「世界で活躍できる人材」では、「実践的な英語力を身に付ける」と目標を掲げた。具体的には、平成30年9月に開設予定の英語村(仮称)や、既に実施されている高校でのオンライン英会話学習の推進、小学校英語教科化などの先行実施などを挙げた。

教員の指導力を高める「子供たちの学びを支える教師力・学校力の強化」では、子供たちに新たな時代に対応できる力を育成するために、教員の資質・能力の向上を図るために研修などの取り組みを推進する。これに加えて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門人材を活用した「チーム学校」を実現するために学校経営を強化する。

また「全ての子供が学び成長し続けられる教育の実現」には、給付型奨学金の創設が盛り込まれた。都立・私立の高校生を対象にする。

このほか「オリパラ教育の推進」やいじめや不登校対策に関する「悩みや課題を抱える子供に対対するサポートの充実」などを明示した。

小池知事は会議の冒頭、「教育は未来への投資である」と語り、「社会や世界の動きを見通して時代が求める人材を育成する質の高い教育を実現しなければならない」と強調した。

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