児童の将来の夢発見を応援 日本ゆめ教育協会

児童個々の気づきを励ました
児童個々の気づきを励ました

小学校から高校までに、独自のキャリア教育プログラムを提供している(一社)日本ゆめ教育協会は10月27日、東京都台東区立東泉小学校(佐藤貴生校長、児童数277人)で「ワクワクゆめ教室」を実施した。児童一人ひとりが将来への夢や目標を見いだす手伝いと、励まし合う雰囲気の学級づくりを応援した。

授業は6年生全児童を対象に展開。同協会の講習で認定されたファシリテーターが指導を担った。子供たちの豊かな人生の糧となる「夢の発見」「互いに夢を応援し合う」きっかけづくりと支援を目指している。

ファシリテートの視点では、▽子供の夢や目標を講師の物差しでジャッジしない▽どんな子にも必ず夢がある。子供を信じ、話してもらえる関係性を築く▽講師が子供の夢の誘導をしない――を重視。そのため、アクティビティでは、個々の児童が掲げる意見に対し、互いに「『いいね』の声と親指を立てたグッドサイン」「拍手」「笑顔」をおくるのを呼び掛け、原則とした。

活動はグループで推進。「好きなことゲーム」では、各児童が▽好きなもの▽ほしいもの▽やってみたいものを制限時間内にできるだけ多くワークシートに列挙。講師は、児童が示すどんな意見も受け止め、共感的で温かい声かけを続けた。児童も個々の意見を「いいね」のコールで肯定し、教室は和やかで明るい空気に包まれた。

「夢探検マップ」づくりでは、「好きなことゲーム」で書き出した内容をキーワードとして記述。それぞれに関連する内容や要素を書き加えながら、好きなもの、やってみたいもの、憧れの仕事などを掘り下げたり、広めたりした。

マップができあがったら、グループ内で回覧。各自の記述で気になったり共感したりする部分にハートマークを付けてフィードバック。児童の1人は、やってみたいもので「オリンピックに出る」、憧れの仕事で「楽器演奏者」に多くのマークが付いており、友だちの応援を確認し笑顔を浮かべていた。

後半は、夢やかなえたいものを3つに絞り、その夢を「なぜかなえたいのか」「かなえて何をしたいのか」を合わせて考えた。憧れの仕事では英語の先生、パティシエ、作家などに整理し、最終的には1つにした。その1つの夢を「夢カード」に記載。黒板に掲示したイラスト「ドリームツリー」に貼り付け、クラス全員で見わたせるようにした。あわせてクラス全員が輪になり、各自がカードに記した夢について、理由とともに発表。児童は「人の役に立ちたいし、世界中の子供を救いたいから、ユニセフの職員になりたい」など、多様な思いを語った。「応援お願いします」と、夢への励ましも確認し合った。

講師は「夢は今後、変わっていってもよい。『なぜそれをしたいのか』を振り返ってほしい」と思いをおくった。

同校では昨年度から、同協会との連携をスタート。卒業式で児童が将来の願いを掲げる流れにもつなげている。

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