学校の役割や自己肯定感 教育再生実行会議が議論

官邸での会議終了後に、内容について説明する松野文科相(左)と鎌田座長
官邸での会議終了後に、内容について説明する松野文科相(左)と鎌田座長

政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大学総長)が10月28日、官邸で開かれた。「学校・家庭・地域の役割分担と教育力の充実」と「子供の自己肯定感改善の環境づくり」の新たなテーマで議論を重ねた。

会議の冒頭、安倍晋三首相は、教師の長時間労働が顕在化しているほか、日本の子供たちの自己肯定感が低いとして「教育の在り方に立ち返った議論が必要だ」とあいさつ。

続いて「学校・家庭・地域の役割分担と教育力の充実」について意見が交換された。委員からは、国が家庭教育に踏み込む点に関して「慎重であるべきだ」との声が上がった。

教師の長時間労働の現状にも話が及んだ。他の委員から「部活動の在り方を見直し、地域人材やスポーツクラブの活用も必要だ」との提案があった。また学校で専門人材を活用する「チーム学校」を推進するべきだとの意見もあった。

子供の自己肯定感では、「自然体験活動の充実が必要だ」「個々の多様性を認める教育を進め、長所を伸ばす必要がある」などの声が聞かれた。

会議終了後、松野博一文科相は、今の教育現場の現状にふれ、「教師の長時間労働で支えられている。もう現場は目いっぱいだ」と警鐘を鳴らした。

さらに「学校や家庭、地域との役割をどうするのか。委員の意見を聞きながら、体制の在り方などを決めていきたい」と話した。

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