頑張る学校に応援費 30校・校区に各100万円

学力向上や問題行動の改善などに成果を挙げた公立学校・学校区を選定し、その取り組みを奨励する「頑張る学校応援事業」を実施している岡山県教委はこのほど、今年度の優良実践校を発表した。

選定されたのは、▽小学校17校▽中学校6校▽中学校区6校区。各校・校区には、県教委から応援費として100万円が公布される。教材・教具の整備開発や先進校の視察、外部講師を招くなど、教育活動の充実に役立てられる。

実践校は、各市町村教委の推薦に基づき決定。このうち、倉敷市立茶屋町小学校(忠田正校長、児童数1316人)は、大規模校として教職員の連携体制を強化。迅速な集団行動など教職員間で指導についての共通理解を持ち、組織づくりを進めた。その結果、落ち着いた学習環境や児童に分かりやすい授業を実現。全国学力・学習状況調査では、全教科で全国平均を上回った。

高梁市立有漢西小学校(金尾恭士校長、児童数60人)は、朝のモジュール学習で音読練習や百ます計算に取り組み、家庭学習でもこれらを実施。地域学習に外部人材を登用したり、放課後学習で地域と連携したりするなど、地域性を持った教育活動を展開した。その結果、児童の学習意欲が向上し、保護者の学校への関心や期待が高まった。

問題行動の改善で成果がみられた津山市立中道中学校(芦田俊彦校長、生徒数406人)は、教職員がきめ細かに情報交換を行い、授業規律や指導事項の具体化を実施。「挨拶をする、きれいにする、時間を守る」を3つの当たり前として設定し、指導の徹底を教員間の共通行動とした。

同県教委は平成26年度から同事業を開始。これまでに90校・校区を優良実践校として選定してきた。担当者は「今年4月に校長を対象にアンケートを実施したところ、95%が『優良実践校の取り組みを参考にしている』と回答した。優れた取り組みが他の学校に広がっている実感がある」と話している。

来年度以降の実施については検討中という。

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