ALで21世紀型能力を育てる 読み取る力や目的意識

児童らにリレーブックトークで必要な内容を語る石渡教諭
児童らにリレーブックトークで必要な内容を語る石渡教諭

千葉県八千代市立萱田小学校(宮﨑芳雄校長)の第23回実践発表会が11月7日、同校で開催された。研究主題は「21世紀型能力を育てる授業の工夫~アクティブ・ラーニングを意識して~」。国語科・理科・特別支援教育の分野で発表を行った。

6年1組(児童数32人)の国語科授業では、担任の石渡麻子教諭が「ファンタジー作品が読みたくなるようなリレーブックトークのシナリオを考えよう」を学習のめあてに、授業を展開。これは「きつねの窓」の学習の一環。リレーブックトークとは、複数の本をリレーしながら紹介していく手法。

学習活動では、本の内容を読み取り、グループによる伝え合いを効果的に取り入れた。また本の魅力を伝える目的意識を児童に持ってもらうとの単元構成により、21世紀型能力を育てるのをねらった。グループワークでは、アクティブ・ラーニングが意識されている。

同教諭がシナリオづくりに当たって考えるよう促したのは、▽テーマ▽始めの文▽本の順番▽メモの構成▽つなぐ文や言葉▽発表の工夫▽最後の文――。やるべき内容を児童らに数回確認し、理解したのを把握してからグループワーク開始の合図を出した。

4人グループに分かれた児童らは、それぞれが持ち寄った本を基に、リレーブックトークの構成を考えシナリオづくりを始めた。グループでの話し合いを通して、悩んだ点や良いと思った点を付箋に書き出しながら学習活動を進めていった。

テーマがなかなか決まらないグループには、他のグループがアドバイスを行うなど、グループ内だけではなく、教室全体で意見交流をする児童らの姿がうかがえた。

授業の振り返りで児童らは、難しかった点をノートに書き出した。この中で、テーマや言葉の表現で難しさを感じた児童は、次回の授業でどう改善していくかを考えた。

同教諭はその後の協議会で、反省点として「取り組む内容が多すぎた。テーマを決めるのは児童にとって難しかった」と話した。

全体会では、同校の研究概要が説明された。

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