グループで励まし合う 思いを大切に互いの良さを発見

うちわで懸命に扇いだ風でかざわを動かした
うちわで懸命に扇いだ風でかざわを動かした

千葉県習志野市立実籾小学校(長安誠校長・児童数486人)は11月10日、平成28年度生活科・理科・生活単元学習の公開研究会を開催した。研究主題は「子ども一人ひとりの思いを大切にした授業のあり方」。特別支援学級4組の5、6年生(14人)の授業では、「子どもの思いを育てる手立ての工夫」をサブテーマに、生活単元学習として「第2回かざわ大会」を行った。紙皿で作った「かざわ」をうちわで扇ぎ、レースをした。レースでは、互いに励まし合う姿が多く見られた。

かざわ大会の単元名は「風の研究所」。内容は、風や空気を使い、物を吹いたり扇いだりして、目にした現象を発表し合うもの。人と関わる楽しさや、思いを伝え合う良さを感じられる取り組み。同校の研究主題を受け、児童のアイデアや思いを生かした活動を目指した。風の力やおもしろさを知り、楽しむのを目標に、児童が関心を持てるような題材にした。グループ活動などでの思いの伝え合いを通して、児童の思いを引き出し、大切にした。

授業を担当したのは辻田耕心教諭と志茂陽教諭。

同学級の児童は、これまでの学習で、扇ぐと風が起こり、風で物が動く現象を学んできた。第1回大会では個人戦を行い、その結果をもとにグループを編成。今大会はグループ戦。

辻田教諭は掲示物を使い、授業の流れを分かりやすく伝えた。児童らは選手名を読み上げ、スタートの合図を出すなど、レース前から主体的に取り組んだ。

第1レースが始まると、コースの周りの児童らは手を叩きながら「頑張れ!」とレース中の友達を応援。両教諭は、児童らに声を掛けながら見守っていた。レース後に、各自が工夫した内容をグループで伝え合い、発表。「細かく扇ぐ」「リズム良く扇ぐ」「やわらかい感じで扇ぐ」「最初は弱く、後から強く扇ぐ」などが出た。

その後、グループ別に練習し、第2レース開始。両グループが、第1レースよりも速いタイムとなり、手を叩いて喜ぶ児童らの姿が見られた。

授業の最後に辻田教諭が「友達がしていた工夫や良いところを見つけられた人?」と聞くと、児童らは手を挙げて嬉しそうに話した。教室は、児童らの活気に包まれていた。

あなたへのお薦め

 
特集