学校図書館の非正規職員 最低賃金以下も

全日本教職員組合(全教)学校図書館職員対策部はこのほど、「公立小中学校の学校図書館において非正規で働く方の勤務実態に関するアンケート」の結果をまとめた。

調査は昨年11月から今年3月まで。日本自治体労働組合総連合の協力を得て、全教の都道府県組織を通じ、公立小・中学校の学校図書館の非正規職員に直接依頼。全国377人から回答を得た。

時間単価については「751円~800円」が22.0%で最も多く、「851円~900円」(15.1%)、「801円~850円」(12.7%)、「951円~1000円」(12.2%)と続いている。半数以上が「751円~900円」となっている一方で、最低賃金に違反する650円以下との回答もあった。

各種手当(複数回答)では、交通費が51.2%で半数を超え、期末勤勉手当は10.9%との結果に。しかし、「なし」が32.9%となっており、各種手当の支給比率を高める必要がある。

勤務日数(複数回答)では、回答者の半数以上(64.2%)が週5日勤務となっており、勤務時間数(複数回答)では、回答者の3分の2近く(62.9%)が6時間以上と答えた。

また「今の仕事にやりがいがあるか」との質問に、94.7%が「ある」と回答。正規職員への任用も62.9%が希望している。

調査結果を受けて同対策部は、▽学校図書館への人的配置に向けた予算措置および予算の大幅増加▽最低時給1000円▽各種手当の支給(交通費は、自宅から勤務地まで実額支給)▽全小・中学校の学校図書館・図書室に、専任・専門・正規職員の人的配置――などを、国や地方自治体に求めている。

〈訂正〉記事中、「日本自治大労働組合総連合」とあるのは「日本自治体労働組合総連合」の誤りでした。(平成28年11月12日)

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