プロ選手と協働し体育と道徳授業 目標持つ大切さ示す

選手たちが小学生時代を振り返ってアドバイス
選手たちが小学生時代を振り返ってアドバイス

地域と協働した多様な教育活動を展開する相模原市立宮上小学校(塚田修一校長、児童数599人)は、地元プロサッカーチーム「SC相模原」と連携した体育科と道徳の授業を、11月10日に同校で行った。児童は選手考案のミニゲームなどで全員参加のサッカーを堪能。選手たちのプロ生活や夢に向けた努力などを聞き、人生の目標を持ち、継続的に努力する大切さを学んだ。

来校したのは、同チームの近藤祐介、牧内慶太、寺田洋介の3選手。授業には全6年生100人が参加した。

体育科に位置付けたサッカー指導では、児童が校庭でプロ選手考案のアクティビティーを体験。3チームが一斉にプレーし、3つのゴールに迫る活動などを楽しんだ。児童の誰もがボールを追いかけ、サッカーの魅力を楽しめる内容を工夫した。

道徳では「夢の実現に向けて」を主題に、3選手が講話。それぞれのプロ生活や小学生時代を語り、児童からの質問にも答えた。

選手は最初に「私たちの1日のチーム練習時間は、どのくらいだと思いますか」と質問。児童たちは「8時間」「12時間くらい」などと予想した。実際は「1~2時間」で、児童は意外に少ないのに驚いた。

そこで選手たちは、チーム練習時間以外の生活内容も説明。体づくりのために1日3食をしっかり食べ、夜は午後11時に就寝といった規則正しい生活スタイルを話した。チームでの練習は少なくても、プロとして個々でパフォーマンスを高めて維持する取り組みが重要だとの点も強調。筋力トレーニングや試合ビデオの見直し、体のメンテナンス作業であるマッサージや昼寝なども大事とした。

児童に、プロ選手であり続けるためには、直接の練習以外の多方面な意識や努力が必要になると理解させた。

選手たちの小学生時代の振り返りでは、「サッカーばかりやっていたが勉強の大切さも実感」「サッカーも勉強も恋愛も全力でやってきた。今この時を大切に、全力を尽くして」とアドバイスした。

プロ選手を目指す中で、育んだ視点として「あいさつや言葉遣いを大切にするようになった。これは、どんな場面でも重要」「人生の夢を持つ中で、日々の生活目標や意識、行動が築ける」などとも助言。来春卒業する児童たちへのエールとしていた。

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