地域と連携した質の高い活動に 博報賞と文科大臣賞

受賞者は皆、地域に誇りを持っていた
受賞者は皆、地域に誇りを持っていた

(公財)博報児童教育振興会(成田純治理事長)による第47回博報賞の贈呈式が11月11日、東京都千代田区の日本工業倶楽部で開催された。地域と連携した質の高い活動によって教育現場の活性化を目指した学校・団体・教育実践者が顕彰された。

国語・日本語教育、特別支援教育、日本文化理解教育、国際文化理解教育、教育活性化の全5部門で、9団体と3個人に博報賞が贈られた。

このうち、特に奨励に値する1個人と2団体に文部科学大臣賞が贈られた。受賞した個人、団体と活動概要は次の通り。

▽国語・日本語教育部門/横田経一郎千葉県富津市立天神山小学校校長

「主体的に学び、自力で読める児童を育む文学単元の創造」をテーマに、汎用的な読む能力の獲得や主体的な学びが育つ文学単元を開発。これによる提案授業公開などによって、活発に啓発・還流されている。また校長の立場にあっても飛び込み授業などを行い、新しい実践に挑戦している点が高く評価された。

同校長は自ら研究会を持って地域の国語教育の発展にも貢献している。

▽日本文化理解教育部門/京都市立高倉小学校

「地域と共に誇りある日本文化を学ぶ教育課程の編成」をテーマに、伝統文化が根づく地域の人的・物的教育資源を活用し、児童が日本文化のよさや価値を実感できる教育課程を編成。各教科・領域の横断的な取り組みを毎年改善している。

早くから学校運営協議会を立ち上げ、地域と連携し、教育活動を充実させている点が評価された。

▽教育活性化部門/福島県飯舘村立飯舘中学校

「継承から創造へ 誇りをつなぎ未来を拓くふるさと学習」をテーマに「ふるさと学習」を展開。同校は、東日本大震災の原発事故で全村避難が続いている飯舘村で、ただ1つの中学校。震災後すぐに「今だから、飯舘中学校だからこそできること」をスローガンに、ふるさとへの誇りを育む実践を開始し、震災から5年間で、自分や地域の未来を思い、考え、学ぶことを積み重ねた。

未来を切り開く生徒が着実に育ち始めているところが評価された。

受賞内容の詳細は同財団サイト

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