次期学習指導要領に向け ALやキャリア教育で講演会

教員自身が体験しALを身に付けるべきと主張する上條教授
教員自身が体験しALを身に付けるべきと主張する上條教授

日本心理検査協会と日本心理検査振興協会の共催で、第24回教育講演会(後援・教育新聞など)が11月12日、都内で開かれた。アクティブ・ラーニング(AL)やキャリア教育についての講演が行われた。教員や教委などの教育関係者約160人が来場した。

ALについて講演したのは、上條晴夫東北福祉大学教授。

上條教授は、ベテラン教員が若手を指導するときに、価値観を一方的に押しつけてしまう場合があり、これではALにはならないと指摘。具体的な指導法については、「アクション(活動の見守り)とリフレクション(振り返り)のサイクルが必要。教師自身が理想としている実践を発表し、それを皆で語り合う場を作ることで、自身のALが身に付く」と強調した。また「ALは試行錯誤の連続で、失敗も大事」とも話した。

さらに、ALに対応する評価はまだ確立されていないとして、研修の充実を訴えた。

このほか、国立教育政策研究所の長田徹総括研究官が、キャリア教育をテーマに次期学習指導要領の方向性と実践事例などを報告した。

長田総括研究官は、国際調査などを引き合いに、日本は他国と比べて成績はトップクラスだが、勉強が社会につながるとの実感をもっている子供たちが少ないと指摘。その上で、「勉強をするための動機付けが必要だ」と語った。自信をもてなかった生徒がインターンシップなどを経験して成長した高校の実践事例も発表。

「子供たちに勉強をする意味をもたせ、夢をつなげていく。そして地域も巻き込むのが『社会に開かれた教育課程』である」と呼び掛けた。

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