全国学力調査の概要示し協力求める 保護者に文書配布

三重県志摩市教委はこのほど、同市立小・中学校の保護者向けに「確かな学力をつけるために」と題した文書を配布した。平成28年度全国学力・学習状況調査の同市の結果を踏まえ、学力の課題、家庭での取り組みのポイントなどをまとめた内容。児童生徒の家庭での学習環境の充実に向けて、保護者に協力を呼び掛けている。

まず、「教科に関する調査の結果」として、A問題に比べてB問題に課題があるとした。これに関しては、小学校6年生算数B問題について、「グラフから貸出冊数を読み取り、それを根拠に、示された事柄が正しくない理由を記述する」などが、できていなかったとした。中学校3年生の国語B 問題では「課題を決め、それに応じた情報の収集方法を考える」などができていなかったとした。

全体としては、▽正答の条件を満たしていない▽いくつかの情報から総合的に考えて答える▽考え方を問う問題――について、正答率が低い傾向があったとした。

学習状況調査では、▽多くの児童生徒が毎朝朝食をとり、毎日同じくらいの時刻に起きている▽ものごとを最後までやりとげてうれしかったことがある▽授業で学習したことは将来、社会に出たときに役に立つと思う▽学校のきまりを守っているなど規範意識は高い――などの「望ましい状況」がうかがえたとした。

その一方で、▽家庭で授業の予習・復習をするなど自分で計画して学習する時間が短く、テレビやビデオなどを見る時間が長い傾向▽人前で自分の意見を言うことが苦手▽国語や算数、数学などの学習の必要性は感じているが、「好き」と回答した児童生徒は少ない――などの「気になる状況」を挙げた。

こうした状況を踏まえ、家庭でのさらなる学習環境充実のために、テレビなどの視聴時間や情報機器の取り扱い、家庭学習の時間や内容などについて、子供と話し合い、各家庭に応じたルールづくりをしてほしいと結んでいる。

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