子供と対話しルールづくりを 川崎市がスマホ安全教室

保護者からの質問が多かった
保護者からの質問が多かった

川崎市は、教職員や保護者を主対象にした「子供をトラブルから守るスマホ・ケータイ安全教室」を11月16日、同市生活文化会館で開いた。KDDI㈱社員や消費生活相談員が講師となり、児童生徒のスマートフォン利用やインターネットでのトラブル例を説明。子供との対話を大事にしたルールづくりなどの重要性を指摘した。

同社の飯嶋正士さんは、子供たちがスマホやネットの特性に理解を深めながら、安全・安心の利用に向けたルールをつくる大切さを強調。学校や家庭のルールづくりのポイントとして、▽紙に書いて明文化▽子供の成長に合わせて内容の見直しを図る――などを挙げた。子供と適切な内容を見直せるよう、親や教師もICTの基本を理解する勉強をしようと話す。

「スマホやネットは危ないから禁止」と、子供に一方的な全面禁止令を出すのは問題。どのような行為が危険かを子供とともに具体的に話し合うのが重要だと述べる。ルール検討の会話から豊かな交流を生み出し、相互理解を深めたいと励ました。

学校では、教員側から求める規制ではなく、児童生徒同士がスマホやネットの使用ルールを決めるプロセスが効果的と解説。子供同士のルール決定を不安視しすぎないようにと注意した。ICTを使う当事者同士が機器使用の危険性と安全安心な使用を話し合って学べば、子供たちでしっかりしたルールが決められるとアドバイスした。

ネットでのコミュニケーションは、誤解を生みやすい点も述べた。相手の立場を冷静に考える情報発信と受信の力が大切などとも助言していた。

消費生活相談員は、通信媒体による子供の消費トラブルの実例を説明。

昨年度、神奈川県内の未成年者の消費生活相談では、「デジタルコンテンツ」に関連した苦情が1位だった。中学生がスマホで動画サイトを視聴する中で、アダルトサイトにアクセス。スタートボタンを押しただけで、多額の請求と支払いの脅しを受けた事例などを示した。

一連のトラブル防止のために、▽フィルタリングサービスや保護者によるペアレンタルコントロールを利用▽ネット利用の家庭ルールをつくる▽家庭、学校、地域全体での子供の見守り――の必要性を挙げた。

あなたへのお薦め

 
特集