原発避難いじめ問題 岡田教育長が支援不足と謝罪

委員がそれぞれ思いを示した
委員がそれぞれ思いを示した

横浜市教委は11月18日、教委会議臨時会を開催した。原発事故で福島県から横浜市に自主避難し、転入した市立小学校でいじめを受けて不登校になった、現在、中学校1年生男子生徒の問題について、岡田優子教育長と教育委員が所感を述べた。同教育長は、いじめを受けたのに対して十分な支援ができなかったと謝罪。被害へのケアを第一に、生徒の成長を見守っていきたいなどと話した。

同教育長は、「このいじめ問題は、時間がかかってもしっかり取り組んでいく。問題が複合的に絡み合っているので、これをどう解きほぐすか考慮しながら、再発防止を進めたい」とした。

委員からは、「いじめ防止対策推進法などで、いじめ撲滅への国民運動が進む中で、誠に恥ずかしい。現在の施策を白紙から考える必要もある」「原発事故と避難者への理解は、大人でも正しい考え方が共有されていない実情がある。原発避難者への優しさや思いやりの気持ちを持ってもらいたい。道徳教育の充実イコール直ちにいじめ撲滅には必ずしもつながらないが、学校は襟を正す必要がある」などと思いが示された。

「学校と地域社会全体でいじめをなくす教育環境を考慮して進めてきたが、まだまだ取り組みが足りていない。反省したい」と、一層の努力の必要性も強調された。

市教委はこの日、報道機関向けに、いじめ問題への対処について市教委の考え方をまとめた文書を配布する予定でいたが、来週以降にずれ込んだ。

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