原発いじめ問題で 義家文科副大臣と林横浜市長が面談

文科省は改善に向けた支援の意向を示した
文科省は改善に向けた支援の意向を示した

文科省の義家弘介文科副大臣は11月21日、横浜市役所を訪問。同市の林文子市長や岡田優子教育長、教育委員と面談した。同市で起きた原発避難生徒へのいじめ問題の経緯と状況把握、今後の市の改善方策などを話し合った。

副大臣は「いじめ被害を受けた少年の心にしっかり寄り添えていたのか」と指摘。「一事件として矮小化せず、問題克服を話し合いたい」とした。同市長は、「学校と教委がより連携して取り組む体制を検討する」などと話した。

義家副大臣は面談に際し、記者団に所感を述べた。「今回のいじめに際し、同市の教育関係者は少年の心にしっかり寄り添えていたのか」と苦言を呈した。「横浜市内には、原発事故で避難している生徒が多くいる。そういう子供たちを優しく包み込む同市のメッセージを心から期待している」とした。また「この問題を、一事件として矮小化せず、同市と心を一つにして問題の克服を話し合っていきたい」などとも訴えた。

林市長は、「学校と教委がしっかりと連携して取り組む体制を、さらに検討したい。文科省からの意見を頂戴しながら、さまざまな角度から今回のいじめ問題を受け止め、考えていきたい」との思いを示した。

面談後に副大臣は「いじめの被害者と加害者の間で、多額の金銭のやりとりがあったのに、学校などの教育対応がなかったのは問題。保護者との信頼関係、スクールソシャルワーカーなどを含む組織的対応がしっかり機能しなかった」などの課題点を示唆。「文科省としても、同市の改善に向けた取り組みを支援したい」との言葉を贈った。

同市長は「いじめで金銭のやりとりが小学校時から行われていた点は、教育的見知から、もっと踏み込んだ対応の必要性があった。学校現場での個々の対応はあっても、チーム対応が不足していた。教委と学校との連携も取れていなかったのではないかと思う」と反省。「今後は、このような問題が2度と起きないよう組織対応を考え直したい」と謝罪。「教育長、教育委員とじかに話し合うミーティングを行う」などの取り組みも挙げた。

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