AL型授業で教員の役割は重要 溝上京大教授が講演

講演する溝上京大教授
講演する溝上京大教授

筑波大学附属駒場中・高等学校(林久喜校長、生徒857人)は11月19日、第43回教育研究会を同校で開催した。 溝上慎一京都大学高等教育研究開発推進センター教授の講演などが行われた。

溝上教授は「中等教育におけるアクティブラーニング(AL)型授業の展開」をテーマに講演。大学人の立場から見た優れた生徒像として、「いい学生は自分で将来に向けてやることを作っていく。与えられなくても、それを超えていく。高いキャリア意識がある。基礎学力もあるが、講義の受け方、履修行動から違う。大変な授業でも選択する学生に共通するのは、一歩でも成長しようという思い」と説明。

何をしたらAL型授業になるのかについては、「講義を聞くだけでなく、書いて、話して、発表する。話し方や声の大きさにも評価の視点を向けていく」と述べ、注意点として、「教員はファシリテーターという議論があるが、それだけに終始して、教科や知の専門家である教員の役割を捨ててはいけない。教員は生徒が出した考えに意見を示し、まとめ、位置付けて、学問につなげていかなければならない」と述べた。

同研究会の研究主題は「主体的な学び~SSHの成果と展望~」。同校は平成14年にスーパーサイエンスハイスクールに指定されている。この日は中1、中2の英語、理科、社会と、高2の英語、理科、地歴の公開授業計6コマと、教科別の研究協議会が行われた。教員や教員志望者約300人が参加した。

あなたへのお薦め

 
特集