虐待サインの気づきリスト ネットで公開し早期発見へ

三重県教委の「学校での児童虐待気づきリスト」
三重県教委の「学校での児童虐待気づきリスト」

三重県教委はこのほど、「学校での児童虐待気づきリスト」を作成し、ホームページ上で公開した。他者への暴力を繰り返す、人をよけようとするといった児童虐待が疑われるサインに、教職員がいち早く気づき、子供を守るのがねらい。

同県教委は、学校は子供の様子や発育の状況を通じて「いつもと違う」「何か不自然だ」といった、普段とは違うサインに気づきやすく、児童虐待を発見しやすい立場にあると考え、早期発見のためには学校の存在が大変重要だと判断。学校の全ての教職員が早期発見・早期対応を行えるよう、例示として「気づきリスト」を用意した。

リストにはサインとして、▽不自然なけがや、季節外れの服装、衣服の汚れといった「子供の体の様子」▽会話で視線を合わそうとしない、提出物をほとんど出さないなどの「子どもの行動」▽保護者がする子供についての話に矛盾がある、普段の様子を具体的に語らない、子供との距離感が不自然であるといった「保護者の様子」――の3種類に大きく分けている。このほか、子供の行動については周囲との関係の異常、子供自身の不自然な行動、さらに性的虐待が疑われる行動に細かく分けられている。

平成27年度の三重県内の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、過去最高の1291件。うち142件が学校からの相談だった。同県教委では県内の公立・県立校を対象に、気づきリストを幼稚園・認定こども園151園、小・中・高校、特別支援学校603校に配布する。

同リストの掲載サイト=http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000667868.pdf

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