独自の教科「国際科」 モジュールや少人数指導を実施

英語で食材の値段を聞き、買い物を楽しんだ
英語で食材の値段を聞き、買い物を楽しんだ

教育特区の東京都港区は、独自の小学校英語の教科「国際科」を全学年で週2時間実施している。そんな同区教委の平成27年・28年度研究パイロット校である同区立白金小学校(加納一好校長、児童数548人)で11月22日、研究発表会が開催された。研究主題は「国際人の素養を培う教育課程の編成―小中9年間を見通した国際化の指導の在り方―」。モジュール学習(短時間学習)や少人数指導、交流学習などの授業公開を実施した。

同校では、専門教員や講師、ネーティブティーチャー(NT)によって、国際科の充実を図っている。

5年1組で行われた15分間のモジュール学習では、単元名「英語の音に慣れよう」を、平林里美教諭とNTのジャスティン・リー教諭が指導した。コミュニケーションへの関心・意欲・態度を身に付け、過去の出来事を表す表現を進んで使えるようにするのが目標。「どこで何して何食べたゲーム」を行い、児童らは、「ディズニーランド」「チョコレート」「ジャスティン先生」などが書かれたカードを引き、「I went to/saw/ate~」の英語の文とつなげて話した。

一方、3年2組では、2つの教室に分かれ、外国語の少人数指導が行われた。単元名は「買い物を楽しもう」。外国語表現の能力(「話す」「書く」)を習得し、買い物の表現を言えるようにするのが目標。国際科担当の永田麻衣子講師が授業を担当した。児童らは、店員と客に分かれ、食材や金額が書かれたカードを渡しながら「May I help you?(いらっしゃいませ)」「How much is this?(いくらですか)」「It’s 100 yen(100円です)」「I’ll take it(いただきます)」と英語でやり取り。「外国で、実際に英語を使って買い物をしてみたい」と感想を述べた。

児童らは、英語であいさつしたり、歌を歌ったりと、笑顔で楽しそうに外国語を学んだ。どちらの授業でも、教員や講師らが、みんなの前でやりとりを実演するボランティアを募ると、多くの児童が積極的に手を挙げていた。

同研究発表会では、同校合唱団が体育館で合唱を披露。同合唱団は、10月に行われたNHK全国学校音楽コンクールの全国大会で銀賞を受賞。その歌声は、児童らの力強さと優しさに包まれていた。

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