児童文化手法で子供の心つかむ 楽しく学ぶ授業に

どのような番組にするかスタッフ会議で考えた
どのような番組にするかスタッフ会議で考えた

平成28年度第31回全国公立小学校児童文化研究発表大会・第53回東京都小学校児童文化研究発表大会が11月25日、東京都中野区立江原小学校(福田豊校長、児童数431人)で開催された。研究テーマは「瞳きらきら 心わくわく 楽しい授業~児童文化手法を活用して~」。童話やパネルシアター、ダンスなど、児童文化手法を取り入れた授業が、さまざまな学校の教員によって行われた。

同校の鈴木二郎教諭が担当した5年1組では、学校劇の手法を取り入れて社会科を展開。児童らは模擬放送を体験した。単元名は「情報産業とわたしたちのくらし」。児童自ら報道番組を制作し、放送局がどのように番組を作っているのか、伝えられる情報をどう生かせばよいのかを考え、表現する。

同教諭は、導入として東日本大震災の話をし、当時のテレビ報道を振り返った。

報道について考えた児童らは、番組の制作に取り掛かる。伝えるニュースは、桃太郎の鬼退治。捕まった鬼が、桃太郎に村に連れていかれる設定で、その最中の様子を60秒で伝える。伝えるには何が必要か、何を伝えたいかを児童らは考えた。個人活動後に、グループでのスタッフ会議を開始。番組で伝えたい内容について、意見を出し合った。鬼の謝罪会見や桃太郎へのインタビューなど、ユーモアと工夫がいっぱい。誰がどの役を演じるかの役割分担や、60秒間の構成を考えた。
アイデアを積極的に出し合い、実際の番組をイメージしながら授業に取り組んだ児童らは、「楽しみながらやれた」と笑顔で話していた。

次時には、児童らが考えた報道番組のニュース劇が行われる。

公開授業後には、▽学校劇部▽ゲーム部▽ダンス部▽パネルシアター部▽総合表現部▽童話部――に分かれ、実技研修を行った。学校劇部では、新聞紙を使った職員劇を楽しんだ。

全体会は、同研究会長の福田校長が手品を披露したり、巨大クラッカーの“バズーカ砲”で紙テープが勢いよく発射されたりと、賑やかな雰囲気で行われた。

元フジテレビアナウンサーの小林大輔さんは「心ほのぼの 朗読のすすめ」との演題で記念講演に登壇。講演前には、小林さんが担当していた「夜のヒットスタジオ」の番組に見立てた小林さんの紹介が行われ、会場は大いに盛り上がった。

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