安全配慮で骨折件数大幅減少 大阪市で組体操調査

大阪市はこのほど、今年度に市内の市立小・中学校で行われた運動会・体育大会での組体操の実施状況と、組体操での骨折状況をまとめた。それによると、組体操を行った学校数、骨折の件数のどちらも、昨年度より減少した。特に、中学校での骨折は0件だった。組体操については、運動会、体育大会でのタワー・ピラミッドの演技は、今年度から禁止されたため、今年度の骨折の発生件数が減少したと見られる。

同市では、今年度の運動会・体育大会が全て終了したのを受けて調査を実施。その結果、今年、組体操を行った中学校は24校。練習、本番を通じて組体操による骨折は起こらなかった。組体操を行った小学校は201校で、12件の骨折が起こった。同市によると、全て練習中に発生し、本番当日に新たな骨折は起こらなかった。また入院や手術を要する骨折は起こらなかった。

小学校での骨折の状況を技別にみると、▽倒立、肩車、風車で各1件▽サボテンで2件▽その他7件で、合わせて12件。サボテンは、肩車の状態から、上の競技者の足の裏を、土台となっている人の大腿の上に移す技。上の競技者がバランスを崩して転倒した際に、受け身がとりにくく、土台となる競技者も巻き込まれやすいなどが原因として考えられる。「その他」は、複合技。

昨年度の小学校では、サボテンで8件、倒立で7件、風車で5件、肩車で4件、その他18件で、合計42件の骨折が起こった。この件数に比べると、小学校ではほぼ3分の1強に減った。

中学校では、昨年度11件からの0件なので、激減といえる。

同市担当者は、「組体操を行う学校数が減ったのもあるが、徹底した配慮を通じて、骨折の件数を減らすことができた」と話している。

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