各高等教育機関の役割や機能強化へ 必要方策を検討

文科省の中教審大学分科会の第131回会合が11月30日、同省で開催された。事務局は、「今後の各高等教育機関の役割・機能の強化に関する作業チーム」で出た意見や論点案、社会人の学び直しなどについて説明。各高等教育機関に求める内容をそれぞれ示した。

同チームでは、今後の変化に柔軟に対応できる高等教育の体系を考えるべきとの意見が出た。具体的に、▽大学では、各大学が同じ方向を向くのではなく、異なった機能の強化の推進▽大学院では、学位プログラムの仕組みの見直し▽短期大学では、学士の学位授与に結び付くような専攻科の強化▽高等専門学校では、中学校卒業後の5年一貫の技術者教育の特性を伸長し、新たな分野の人材育成▽専修学校では、専門学校の質保証の在り方の検討――が必要とした。

これには、各高等教育機関が、目的や果たすべき基本的な役割を整理する必要がある。同チームでは、それぞれの役割や機能を強化するために必要な方策を検討していく。

またいったん社会に出た者が高等教育機関に戻ったとき、その都度必要な専門性を身に付けられるシステムが必要との意見も出ている。

これらに関連して、事務局は社会人の学び直しに関する論点例を示した。

社会人を対象としたプログラムを提供しながらも、取り組みを縮小させる意向を示している大学等が顕在化している。社会人の入学が見込めず、維持費や教員の確保が困難との理由が挙げられている。これらの課題を解決する方策の検討が必要とした。

他にも、▽働きながら学べる機会の充実▽学び直しの促進――に向けた方策を考えていくとした。

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