日常の問題を比例で 秋田県東成瀬村教委が授業研究会

日常の問題を比例を利用して解いた
日常の問題を比例を利用して解いた

秋田県雄勝郡東成瀬村教委はこのほど、小中連携教育授業研究会を村立東成瀬中学校で開いた。

研究主題は「みんなで創り上げる、たのしく分かる授業の工夫~数学的な表現を用いて説明することができる生徒の育成~」で、同校の倉田一広教諭が授業者となり、1年生33人に、比例と反比例を関数的な見方でとらえ直す数学の授業を公開。

同授業では「日常の問題を比例の関係でとらえ、比例を利用して解決する」とのねらいで、「行列の待ち時間は、待つ人の人数と比例の関係にある」と見なして、待ち時間を予想する問題に取り組んだ。

同研究会には、秋田県検証改善委員会の委員長を務める秋田大学の阿部昇教授をはじめ、村内外の小・中学校の教員らが参加。分科会では10人ごとのグループに分かれ、授業について意見を出し合った。

同村の鶴飼孝教育長は「思ったことは言っていくのが、この研究会の姿。子供たちのアクティブ・ラーニングの学び合いと同じイメージだ。小・中の枠を外し、教科の枠を外し、経験の枠を外し、教員という一点で指導力を向上させようとやってきた。一方で、枠を取り払いながらも、一人ひとりの持ち味を前面に出し、多様性を大切にして、お互いが学び合っている。これからも磨いていきたい」と話した。

同村は全国学力・学習状況調査の上位県である秋田県の中でも、トップクラスとして知られる。そのため注目度が高く、年間500人の視察団が訪れるという。

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