国語科で「深い学び」を志向 児童らの伝え合いを重視

おでんに入れる具材を考えた
おでんに入れる具材を考えた

子供が友達や地域の人と学び合い、自分たちの生活や将来に向けた生き方、豊かな心を創り上げていくのを目指す――。

相模原市立旭小学校(二宮昭夫校長、児童数561人)で12月1日、国語科の教育実践研究会が開催された。「共に学びを拓き くらしを創る子どもの育成~主体的・対話的で深い学びを目指した国語科の実践を通して~」が主題。「主体的・対話的で深い学び」の中でも、特に「深い学び」を志向して授業を行った。特別支援学級のあじさい1組教室で行われた「あじさい級おでんパーティー」では、児童らが、おでんに何の具材を入れるか、自分の考えを伝え合った。

授業は、嶋田雄介、武川夏織の両教諭が「おでんにいれるぐをかんがえよう」をテーマに展開。

児童にとって身近なおでんを取り上げ、授業の最初に「最後まで聞く」などのめあてを児童らに確認。めあての支援により「深い学び」につなげた。

児童らは、おでんに入れたい具材とその理由を考えて発表。「味が染み込んでいるから大根」「あまり食べたことがないから昆布」などが出た。

その後、児童らは、出た具材を野菜とその他に分類。選ぶ具材は、野菜から2つ、その他から4つ。他の児童の意見に賛成し、自分の意見に取り入れる児童がいた。

多数決では、▽大根▽じゃがいも▽もちきんちゃく▽こんにゃく▽はんぺん――の5つが決定。残り1つを決める多数決が同票となったため、ちくわと昆布を加えた7つの具材に決めた。

教諭や児童らは、発言者に、おもちゃのマイクを手渡していた。聞く側が、話す人へと意識を向けられるような工夫である。

授業の最後に、児童らは「友だちのはなしをさいごまできこう」などの「はなし方」「きき方」の個別目標を、「よくできた!」「できた!」「もうすこしがんばりたい!」と自己評価をして振り返った。

次時では、誰がどの具材を買うか、買い物の分担を決める。

この授業では、他児の意見を最後まで聞いて自分の意見を形成していく過程や、おもちゃのマイクで発表する際の他者意識を育むなど、対話的で深い学びを実現させる手立てを講じた。

同校は、平成27・28・29年度相模原市教委「特色ある学校教育研究事業」委託校。この日の研究会は、同研究の中間研究発表会を兼ねての実施となった。

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