だじゃれで言葉への興味深める 表現する楽しさ体感

みんなでだじゃれを考えた
みんなでだじゃれを考えた

だじゃれで言葉への興味や好奇心、学ぶ力を身に付けよう――。

川崎市立久本小学校(飯沼索校長、児童数884人)で12月2日、ユニークな「だじゃれの授業」が行われた。講師を務めたのは、(一社)日本だじゃれ活用協会の鈴木ひでちか代表理事。児童らは、言葉の中に隠れただじゃれを見つけ、だじゃれの創作を楽しんだ。

授業は、この日を含めて2日間、2年生の全5クラスの、各学級で行われた。内容は、①かくれんぼことば②だじゃれ玉入れ――の2つ。

①では、児童らは8つの班に分かれ、言葉の中に隠れた「かくれんぼ言葉」を探す対抗戦を行った。隠れている言葉が1つなら1点、2つなら2点と、チーム対抗で合計点を競う。

児童らが見つけた言葉は▽「かんむり」から「かん」(1点)▽「さんごくし」から「さんご」「くし」「市」(3点)▽「クッキー」から「くつ」「つき」「キー(鍵)」(3点)――など。

教室を見渡し、言葉を探す児童の姿も。最多20点を記録した班の1人が、お気に入りの言葉として「ふくろう」から「ふく」「くろ」「ふくろ」を示すと、講師はそれに「くろう」と「ろう」を加点。児童からは「おー!」との声と拍手が巻き起こった。

②では、お題を基に、班でだじゃれを考えた。出されたお題は「とら」。児童らは「トラがストラップを買う」「とら肉をとられた」「トランプをするトラ」などを思い付いた。講師が、ヒントとして「『どら』もありだよ」と伝えると、「ドラえもんのポケットからトラがでてきた」を考えついた児童も。

3つの班が12個のだじゃれを考え、最多となった。

授業の最後に講師は、日本郵便が出している来年の年賀はがきをモニターに映した。宛名面に印刷された、「自撮り(ドリ)」をしている鳥(トリ)、「悟り(トリ)」を開いている鳥(トリ)のイラストを見た児童らは「だじゃれだー!」と盛り上がった。

授業は終始、賑やかに行われた。新しいアイデアを思い付いたときの児童らの顔は、笑顔と喜びに満ちていた。

講師は、だじゃれ授業について「答えはひとつじゃない。子供のアイデアを否定しないのが大切。創作や表現、アイデアを出す楽しさは、どんな子にも感じてもらえる」と話した。

あなたへのお薦め

 
特集