障害への理解深める 内閣府の障害者週間でセミナー

障害についての多角的に理解を深めた
障害についての多角的な理解を深めた

内閣府では、毎年12月3日から9日までを「障害者週間」と定め、障害者の自立および社会参加への支援やさまざまな取り組み、行事を行っている。その一環の「連続セミナー」の1つ、「発達障害児教育への支援~音声教材の有効性と今後の課題について」が12月7日、(公財)日本障害者リハビリテーション協会によって都内で開催された。文科省や厚労省、障害当事者や教育実践者などが、障害児支援の在り方や課題などについて、幅広い視点から話した。

厚労省からは、日詰正文発達障害対策専門官が登壇。代表的な発達障害や、今年5月に成立した改正発達障害者支援法のポイントを説明した。

同法の改正で大切となるのは、①ライフステージを通じた切れ目のない支援②家族などを含めたきめ細い支援③地域の身近な場所で受けられる支援――。①では、進学や就労時の効果的な引き継ぎ、強度行動障害やひきこもりなどへの予防的な関わり、②では、当事者や保護者へのサービス等の情報提供、③では、公共交通機関などの環境整備や発達障害者支援センターなどによる現場サポート――が重要とした。

文科省からは、田中裕一特別支援教育調査官が登壇。合理的配慮と基礎的環境整備について話したほか、ICT活用の現状と課題、留意点にも触れた。音声教材については、「それぞれの子供の特性に会わせて活用するのが大切」と話した。

同セミナーでは、手話通訳やパソコン要約筆記が行われ、さまざまな人が参加して理解を深められるような配慮がされていた。

同週間の取り組みの1つである「障害者週間のポスター原画展」は、JR東日本有楽町駅の駅前地下広場で、9日まで開催。全国の小・中学校などから公募した「心の輪を広げる体験作文」および「障害者週間のポスター」の優秀作品の原画を展示している。

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