キラキラ高専ガールになろう 女子中学生にアピール

パンフレット「キラキラ高専ガールになろう!」から
パンフレット「キラキラ高専ガールになろう!」から

(独)高等専門学校機構(谷口功理事長)は、女子中学生向けパンフレット「キラキラ高専ガールになろう!」(A4判、8ページ)を公開した。高専の魅力をアピールし、そこでの学びを周知するとともに、女子の入学者を獲得し、女性技術者のさらなる育成を目指す。進路指導やキャリア教育の素材にもなる。

パンフレットは、高専で学ぶ女子学生「高専ガール」の様子を「キラキラ」と表現。その理由は▽まるで大学みたいに恵まれた環境▽博士号を持つ熱心な先生が多い▽受験勉強がない分、好きな科目の勉強や趣味など自分に磨きをかける時間がある▽寮があり、遠方からも安心して通学できる――など、女子学生が学ぶ環境が整備されているのを分かりやすくアピールしている。

実験や実習の様子など「高専ガール」のキャンパスライフの写真も多数掲載。現在、技術者として活躍する卒業生の声も収載している。

パンフレットによると、国立高等専門学校は全国に51校(平成28年度)あり、女子学生の割合は5人から6人に1人。同機構は平成23年度から、女子学生が卒業後も技術者として働き続けられる自己実現力を手に入れるのを目的として、「全国の高専女子学生の連携による高専女子ブランド発信」事業を展開。女子学生のキャリア意識の醸成や社会に向けた「高専女子ブランド」を発信している。

卒業生の1人、古屋智郷さんは、呉高専環境都市工学科を平成24年度に卒業し、同高専の専攻科建築工学専攻を26年度に修了。小学生のとき、小学校があった場所にトンネルを造る工事があり、土木や建設に興味を持った。現在は、市役所の土木技師として、急斜面の対策工事や道路の維持管理を監督業務としている。急斜面の改良工事が終了したとき、地域住民から感謝の言葉を掛けてもらった。自分は、安全な生活を守る仕事をしていると実感したという。

また卒業生は異口同音に、高専時代の研修旅行や高専祭などさまざまなイベントを、たいへん楽しい思い出として語っており、毎日が充実していたとする。

こうしたメッセージは、進路選択を通して行われるキャリア教育として、大切な位置を占める。

このほか、中学生向けパンフレット『「高専」という選択。高専ガイド』を11月に発行。いずれも同機構サイトで閲覧できる。

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