オリパラ教育で五輪選手が講演 パキスタン柔道代表

柔道の基本を生徒に教えるシャー選手(右)
柔道の基本を生徒に教えるシャー選手(右)

東京都教委と生活文化局は、「夢・未来」プロジェクトを開催。オリンピアン・パラリンピアン等を学校に派遣している。同プロジェクトの「Welcome」プログラムが12月13日、東京都江東区立亀戸中学校(山口博之校長、生徒数437人)で行われた。講師を務めたのは、シャーフセイン・シャーさん。リオデジャネイロ五輪の柔道男子100キロ級に出場したパキスタンの代表選手。夢に対する思いやこれからの目標などについて生徒に話した。

同選手が柔道を始めたのは「小さい頃から、父みたいになりたいという強い気持ちがあった」から。同選手の父フセインさんは、1988年のソウル五輪ボクシングミドル級の銅メダリスト。父親の影響もあり、五輪選手への憧れの気持ちを持ち続けていた。そんな中で空手を始めようと思い立ち、行ったところが柔道の道場だったという。間違い、勘違いから始まった柔道だったが、五輪の舞台に立った。

2歳から日本で育った同選手は、今年3月に筑波大学を卒業。五輪で優勝するためには、柔道に強い筑波大学に行くしかないと必死で勉強したという。

受験時を振り返り、「中学生の今から、苦手なものについて考えるとよいと思う。自分の中でゴールを設定したとき、苦手なものが邪魔してくるときがある。夢への道で邪魔になるものはなくしたほうがよい」と生徒に声を掛けた。

「今の自分の弱いところを克服して、東京オリンピックで優勝する」と笑顔で話した。

講演では、柔道の技を披露。礼や、体を前後にゆっくり揺らしながら行う「ウェーブ腕立て」など、柔道で大切となる基本から、安全に配慮して実際に生徒を投げるなど、さまざまな取り組みで生徒を盛り上げた。

講演は、1、2年生を対象に2回実施した。

講演前には、1年生のクラスで生徒らと給食を食べた。最近観た映画やスポーツなど、さまざまな話をしながら生徒らと交流した。

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